経カテーテル大動脈弁植え込み術(TAVI)

当院では、高度大動脈弁狭窄症に対する低侵襲治療として経カテーテル的大動脈弁置換術(Transcatheter Aortic Valve Implantation; TAVI)を2016年1月より導入しています。導入後は順調に経験症例数を重ね、2019年12月末日現在、約4年間で435例のTAVIを施行しています。特に2019年は1年間で139例に対して実施し、TAVI施行施設として全国でも有数の実績を誇っています。

これらの実績から2019年4月には、TAVIの指導施設に認定されました。(指導施設の認定は、2名以上の常勤TAVI指導医と、直近3年間でのTAVI施行件数が300件以上が必要) TAVIは、これまで開胸手術がハイリスクで根治治療に踏み切ることができなかった御高齢の患者様や併存疾患を有する患者様を対象に施行していますが、2019年12月までの435例の経験では30日以内死亡率:0.9%とその治療成績も極めて良好です。本治療は当科医師のみならず、心臓血管外科医、麻酔科医、放射線科医、看護師、薬剤師、放射線技師、臨床工学技士、理学療法士、ソーシャルワーカーといった院内多職種で構成される“ハートチーム”が一丸となって取り組んでおり、このチームワークの良さこそが治療成績に直結しています。 また、当科では2020年2月までに、JTVT認定TAVI指導医 5名、心エコー図学会認定SHD認証医 3名を育成・輩出しております。これらの経験を元として、今後もTAVI教育施設としても成長していくことを目標としています。 2019年4月からは「TAVI術者教育プログラム」として、1-2年の研修期間でTAVI実施医・指導医の取得を目的とするプログラムを開始します。興味を持たれた方は是非ご連絡下さい。また、TAVIに御興味のある医療従事者の方々に対しては、随時施設見学等も受け入れておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。当院自慢のハートチームが誠意と責任を持って対応させていただきます。(問い合わせ)   また、当院では、高度大動脈弁狭窄症と診断され治療を検討しており、TAVIについて詳しく知りたい患者様や御家族様に対しては随時セカンドオピニオンや診察をお受けしています。診療に関する問い合わせにつきましては、「外来案内・お問い合わせ」をご参照ください。

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