循環器内科に入局したレジデントの声

循環器内科医員
宇津木 友維 診療助手

経歴
卒業大学 聖マリアンナ医科大学 2020年卒

勤務歴
2020年4月〜2022年3月 川崎市立多摩病院 初期研修
2022年4月 聖マリアンナ医科大学病院 循環器内科入局

診療・研究における主な専門領域
循環器一般

勤務について

当直回数
平日 2回/月 休日 1回/月

主なスケジュール

テーブルカンファランス、病棟業務
病棟業務、カテーテル検査・治療、心エコー読影
研究日/外勤日
病棟業務、カテーテル検査・治療、CPX
病棟業務、カテーテル検査・治療、救急当番
2週に1度午前中のみ業務

自己紹介

 学生の頃から心エコーや弁膜症治療に興味を持っており、循環器内科への憧れを持っていました。初期研修を始めてからも循環器内科への憧れはあったものの、循環器内科は急変や緊急疾患も多く、自分にできるかな、と漠然とした不安を持っていました。

 後期研修からの進路に迷っていた私は、初期研修1年目に川崎市立多摩病院で2ヶ月間、2年目に大学病院で2ヶ月間循環器内科をローテートしました。もちろん急変や緊急疾患も多く大変ではあったものの、上級医の先生方の指導が熱心で、毎日の仕事への充実感があり、循環器へ進みたい・学びたいという気持ちがさらに大きくなっていったことを覚えています。

聖マリアンナ医科大学循環器内科の魅力

 聖マリアンナ医科大学循環器内科を選んだ理由は大きく3つあります。

1.上級医の指導の手厚さ
 虚血、弁膜症、不整脈など、様々な分野で活躍されている上級医から直接指導をいただけるだけでなく、手技についても、しっかりとした指導のもと経験でき、日々成長を感じられます。
 さらに、質問しやすい環境であったことも決め手の1つとなりました。どんな質問をしても嫌な顔ひとつせず、なんなら1伺ったら100を笑顔で返してくれる先輩方がいることが当医局の特徴だと思っています。
 また、内科専攻医になる皆さんが1番気にされているのはやはりJ-OSLERのことかな、と思います。こちらに関しても、指導医から進捗状況含めフォローがあり皆無事に修了できています。御安心ください。

2.それぞれ違う特性をもった近隣系列病院
 循環器内科医になりたいと決めた後どうしても迷うのが、市中病院へ就職するか、はたまた大学病院へ就職するか、ということだと思います。
 聖マリアンナ医科大学は2つの関連病院があります。1つは約500床程で地域医療の中核を担う3次救急病院の「横浜市西部病院」、もう1つは約370床程で同じく地域医療の中核を担う2次救急病院の「川崎市立多摩病院」です。
 それぞれの病院に特徴があり、働き方は三者三様です。大学病院では先進医療を学べ、大学病院の手厚い指導をそのままに分院では市中病院の働き方ができます。さらに分院の距離が本院から遠くなく、面倒な引越しをせずとも各病院を行き来できるのが良いところだと感じています。

3.「働き方改革」の徹底
 循環器内科に入ると『休みが全然ない』だったり『忙しすぎてライフワークバランスが上手に取れない』というイメージがあるかと思います。私も実際そう思っておりました。ただ、当科は全く違います。
 ①「当直明けは絶対に休む」というのが徹底されています。9時過ぎに残っていようものなら「どうしているの!?」という雰囲気です。
 ②「有休警察」もいます。有休を取れていないと「有休取ったの!?」と直接聞かれる程です。
 ③育休、産休はもちろん男女関係無く皆さん取っていて、特別なものではありません。
 また、年に数回教授もしくは診療部長からのヒアリングがあり、やりたいことや興味があることがあれば力強く後押ししてくれます。メンター・メンティー制度も導入されており、仕事だけではなくライフプランや悩みごとについても相談しやすい環境です。
 このように、医局員が働きやすいよう配慮されているのは当科の素晴らしい点だと思っています。

最後に

 入局して4年経ちますが、聖マリアンナ医科大学の循環器は明るく、暖かく、パワフルな医局で日々学ぶことが多く、入ったことを後悔はしていません。
 ぜひ、皆様と一緒に働けることを楽しみにしています☆

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