研究テーマ④ 不整脈

1. 心筋症に伴う不整脈の研究

この研究テーマの意義

私達は、心筋症に合併した 1) 心房および上室性頻拍 2) 心室頻拍・心室細動 3) 慢性心不全 の病態や治療に関する研究を行っています。心臓MRIやElectroanatomical mappingを用いた画像所見および遺伝子検査を背景とした不整脈素地の特異的病態の解明、カテーテルアブレーションを用いた治療の工夫、治療成績を様々な角度から検証しております。
また豊富な心臓デバイス症例があり、循環器内科内の分野を超えた研究アプローチで研究を立案・推敲しており、私達にしかできない視点で臨床的疑問を解決するための研究を行っています。

主な研究メンバー

原田智雄, 宮崎秀和, 佐々木憲一, 松田央郎, 中島育太郎, 富樫大輔, 中山由衣

当院における本研究の実績

不整脈診療に関わる非薬物療法に関しては、全例前向き登録を行っており、非介入観察試験として各々のテーマで解析・学会発表・論文投稿を行っております。また診療分野の垣根を超えて、オールマリアンナ循環器で多くの臨床研究を行い、研究論文を作成しております。薬物療法・植え込み型デバイス・アブレーション治療・遺伝子研究分野で多くの多施設共同研究を行っています。

現在進行している研究の概説

開示している研究に関してはUMIN等を参考にして下さい。現在、研究計画の立案やproposalを行っている研究に関しては詳細をお伝えしかねますが、具体的な内容に関して興味があれば一緒にディスカッションしたいと考えております。

後期研修医や、すでに循環器内科医として活躍されている
医師へのメッセージ

研究テーマを立案し、自分の仮説を系統だって立証していく過程は何事にも変え難い喜びだと考えます。
その道は確かに険しく、簡単ではありませんが、多くの仲間と共に、丁寧な対話をベースとした、私達にしかできない研究を是非一緒にやりたいと思います。
研究チームの多くのメンバーが海外留学経験があり、また後進の先生にも留学して頂きたいと考えています。学位取得や海外留学の希望があれば是非一緒に働きたいです。