聖マリアンナ医科大学 循環器内科

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今月の医局長だより

これからの海外留学、どうなる?

今年は、新型コロナウイルス感染症拡大にて、日本循環器学会もwebでの開催となりましたが、「海外留学ネットワーキングセミナー」のお役目をいただき、5年以上前を振り返りながらお話しさせていただきました。

私事ではありますが、当時は薄っぺらいC.V. (Curriculum Vitae)をインタビュー時に持っていき、何も英語で話せない自分を快く受け入れてくれ、いざロッテルダムでの生活が始まりました。家族はロッテルダムでのセットアップ3か月後(6月下旬)に来ることになっていたのですが、家族の日本から発送した船便が沈没したのです。何とか気を取り直し、家族全員で前を向き、7月の妻の誕生日に明るく笑ってお祝いしようと思っていたら、その日に子供が救急搬送されてしまいました…

こんな苦難を打破してくれたのが、とにかく「人」との出会いでありました。隣人のオランダ人、たまたま同じアパートメントにいた日本人家族、留学先のFellow、Corelaboのスタッフ、みんなが支えてくれました。人との出会いは奇跡であり、つながりは新たな奇跡への架け橋となるんだなと感じました。医局のメリットは海外留学に果敢に挑めることです。今月海外から戻ってくる医局員、また10月に挑もうとする医局員がおります。新しい何かを持ち込んでくれるところが、医局のいいところです。グローバル化が進む中で、また、新型コロナ感染症拡大もあり、医師の留学も見直されつつある気がします。これからの時代にふさわしい海外留学の目的は何だろうと考えさせられました。「リモート」という風潮が高まりましたが、それでも、語学力・新しい価値観・多くの人とのつながりを身につけた海外経験者の活躍は必要であると信じてます。