
今月の医局長だより
これからの医局、どうする?
菅新首相が就任し、縦割り行政の改革を進め、各省庁から人材を集めてデジタル庁を設置することなど独自の政策に取り組むことが始まりました。最短で2022年4月の発足を目指しているということです。
我々医局もリアルな現場とデジタルの両輪によるオペレーション変革(医局のシステムや日常臨床業務プロセス全般)をすすめておくことが、有事の際に機動力を高めるために重要であると感じています。新型コロナ感染症で感じた「教育を止めてはいけないこと」から医療の学びの場を変えないといけません。日常診療におけるさらなる業務効率化を進めないといけません。クローズコミュニティーでの地域連携にて高齢患者さんのセルフケアを変革する必要もあるかと思います。
松下幸之助さんの「道」で述べられてます、「道をひらくためには、まず歩まねばならぬ。心を定め、懸命に歩まねばならぬ。それがたとえ遠い道のように思えても、休まず歩む姿からは必ず新たな道がひらけてくる。深い喜びも生まれてくる。」これを読むと、医局の新たな運命を切りひらき、日々心新たに生き抜く勇気が湧いてきます。これからも、学生・若手医師と患者さん双方にとって最適な医療と教育含めた働き方改革が提供できるように進めていかなければなりません。