聖マリアンナ医科大学 循環器内科 

〒216-8511 神奈川県川崎市宮前区菅生 2-16-1

大きく 標準

研究内容紹介

心臓超音波

責任者:鈴木健吾(准教授)

【心臓超音波検査とは】

心臓超音波検査(心エコー)とは、人の耳には聞こえないほどの高周波数の超音波を心臓に発信して、返ってくるエコー(反射波)を受診し、心臓の様子を画像に映し出して診断する検査です。
X線撮影や核医学検査のように放射線による被曝の心配がありませんので、誰でも安心して受けることができます。
この検査を行なう目的は二つあり、一つは心臓の形の異常を発見する形態的診断、特に心室や心房の大きさや壁の厚さ、弁の形態などがわかります。
もう一つは心臓の働きを見る機能的診断です。心臓や弁の動きがリアルタイムにわかります。
カラードップラー法を行なうと、心臓の中の血液の流れを映し出すことができ、弁の異常や壁に穴があいているかどうかなどの異常を発見できます。
パルスドプラ法、連続波ドプラ法などの方法で、心臓の圧を推定することもできます。心臓は常に拍動しています。その動いている状態をそのまま観察できる、循環器領域では必須の検査です。

【心臓超音波検査の利点と欠点】

利点 大がかりな装置を必要とせず、ベッドサイドにおいても施行可能。迅速かつ非侵襲的に検査が可能です。
時間、空間分解能に優れ、他の検査と比較して精度の高い心機能解析が可能です。
他の検査と比較して安価です。
欠点 描出不良症例が存在し、画質に依存するところが大きい。
検者、読影者の経験、熟練度に左右され、主観的要素が診断に影響する。

【当院における心臓超音波検査の特徴】

当院の心臓超音波グループは信岡祐彦 先生(臨床検査医学 教授)、大滝英二 先生(循環器内科 客員教授)を筆頭に医師・技師で臨床・研究業務を行っています。当院における経胸壁心臓超音波検査件数は2013年度12,056件、2014年度12,208件、経食道心臓超音波検査件数は2013年度450件、2014年度489件と年々増加傾向にあります。
また、当院の特長として全国でも有数の運動負荷エコー検査実施件数を誇っています。2013年度251件、2014年度210件の検査を実施し、日々の診療や研究に生かされています。 当超音波センターは病院本館2階にあり、検査ブースは全部で15ブースあります。心臓超音波検査はそのうち5ブースを主に使用し、超音波装置はiE33(フィリップス社)、Vivid E9(GE社)、Aplio(東芝メディカル社)を中心に日常業務を行っています。
通常のルーチン検査の他、経食道心エコー、各負荷検査(虚血性心疾患、弁膜症、心筋症を対象とした運動負荷、ドブタミンなどの薬物負荷、冠攣縮性狭心症を対象とした過換気冷水負荷など)も積極的に行っています。

毎週水曜日朝には看護師、放射線技師、検査技師、心臓外科医等と弁膜症カンファレンスをに行い、手術適応や治療方針を検討しています。

経胸壁
経胸壁3次元心エコー(心尖部四腔像)

経食道
経食道3次元心エコー(大動脈弁)

Automated functional imaging
Automated functional imaging